中森製薬株式会社

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会社案内

弊社は江戸末期(1836年頃)より、初代中森嘉兵衛(漢方医・鹿児島 薩摩藩)が漢方生薬の人体薬及び動物薬の処方を開発し、製造してまいりました。初代中森嘉兵衛翁は漢方医の研究はもとより長崎で蘭方(オランダ医学)の研究も行い、漢方と西洋薬とをブレンドした処方も開発しました。現在もこの処方は継承されています。明治時代にはいり内務省の製薬製造免許により製造しながら、その後、厚生省、農林省、農林水産省の製造承認、製造許可により製造、現在に至り、現在第四代目中森敏雄(第三代目までは中森嘉兵衛を襲名)が継承し、家畜共済薬価収載の漢方生薬17種類配合の動物用医薬品「新中森獣医散」を製造販売、日本国内は北は北海道から南は沖縄までの家畜診療所や農場等へ各都道府県の代理店を通し販売しております。
ペット用包装も発売しております。
動物用医薬品「新中森獣医散」は漢方生薬を17種類配合した漢方製剤で、牛、馬、豚、緬羊、山羊、鶏、犬、猫の消化器疾患、消化器衰弱、下痢、胃炎、消化器潰瘍、食欲不振、便秘、疝痛の薬効が承認されております。平成12年に農林水産省委託中堅獣医師専門講習会におきまして、牛のコクシジウム症、皮膚真菌症に対する効果が発表されました。
この漢方製剤は100年以上南九州では畜産農家で愛称「ねらぐすり」として愛用されてきたものです。「ねらぐすり」とは動物の内臓の病気を内羅(ないら)と言い、この「ないら」がなまって「ねら」となったものです。また、家畜共済薬価基準表に収載され、全国の獣医師先生方に使用して頂いています。
平成11年(1999年)8月新本社及び新GMP製薬工場を宮崎テクノリサーチパーク(宮崎市佐土原町)に建設着工。平成12年(2000年)2月竣工、7月本格操業しております。
平成18年5月29日のポジティブリスト制度施行における動物用医薬品「新中森獣医散」の新たな休薬期間や禁止期間の設定はありませんでした。従来通り安全安心の製剤としてご愛用できます。
平成19年12月、「新中森獣医散」の国際商標出願をしました。
平成20年1月、「新中森獣医散」の国際特許出願をしております。
平成21年3月23日、新中森獣医散[Z]造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)、製造販売承認が下りました。

平成22年4月1日、新中森獣医散[Z]造粒散剤(水に馴染みやすい剤型) 新発売。

平成24年6月20日、「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」 は医薬組成物として中国特許を取得。特許第975748号

平成24年8月31日、「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」 は医薬組成物として日本国特許を取得。特許第5075211号

平成24年11月16日、「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤 1錠275mg×200錠入 製造販売承認が下りました。

平成25年4月18日、「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤 1錠275mg×200錠入 新発売。

ペット用包装「新中森獣医散」トリオ完成。①ペット用包装「新中森獣医散」 粉末、②ペット用包装「新中森獣医散[Z]」 造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)、③「新中森獣医散タブレット」犬・猫用錠剤 の3種類。

平成25年12月3日、「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は医薬組成物としてUSA(米国)の特許を取得。特許番号US 8,597,690 B2

平成26年7月4日、「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は医薬組成物として、EU(ヨーロッパ連合)の特許を取得。特許番号2236149.



社 名   中森製薬株式会社

製薬創業   江戸天保7年 (1836年)

株式会社設立   昭和22年10月4日

資本金   5,000万円

所在地  

〒880-0303 宮崎県宮崎市佐土原町東上那珂17880-35 [ 地図 ]
                    宮崎テクノリサーチパーク内
           中森製薬株式会社 発祥の地 宮崎県宮崎市天満町1番地


TEL/FAX   TEL:0985-74-3337  FAX:0985-74-3420

URL/E-mail  
   
中森製薬株式会社
 
http://www.nakamori-seiyaku.co.jp/
   

日本超越科学研究所

 
http://www.chouetsu-kagaku.jp/      nakamori@chouetsu-kagaku.jp

役 員   代表取締役社長 中森敏雄

製造販売品目  

漢方生薬17種類配合 動物用医薬品
1.「新中森獣医散」(粉末・散剤) 2.「新中森獣医散[Z]」造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)

3.「新中森獣医散タブレット」犬・猫用錠剤


工 場   宮崎工場  宮崎テクノリサーチパーク内




企業のあゆみ


江戸天保7年頃 初代中森嘉兵衛(漢方医・鹿児島 薩摩藩)長崎に行き蘭方医としても研究、 漢方と西洋医薬とのブレンドの新しい処方も開発。
明治元年~昭和22年 内務省、厚生省、農林省の製薬製造許可により中森製薬所として製薬を行う。
二代目中森嘉兵衛継承。
医薬品「中森胃腸専門薬」、風邪薬「天功散」、咳止薬「中森鎮咳散」、下痢止「青島丸」、
「中森毒掃丸」、「中森婦人湯」、目薬「生目水」、動物用医薬品「中森牛馬散」等製造。
大正15年1月9日
二代目中森嘉兵衛の長女中森カヨ東京女子医学専門学校(現在:東京女子医科大学)を卒業し、内務大臣若槻禮次郎より医師免許証授与さる。以後宮崎県立病院へ外科専攻であったが、眼科医として勤務。

(写真)※クリックすると拡大します。
最後列中央の着物姿の女性が中森カヨ(1927年頃)
 
昭和7年10月18日 三代目中森嘉兵衛は雅号 中森莞卿(かんきょう)で憂国の予言書「世界はどうなる」(第二次世界大戦が10年以内に勃発するとの予言をし、的中した。)を東京 神田・精文館が出版。  
昭和22年10月4日 三代目中森嘉兵衛(日本超越科学研究所創設者)は中森製薬所を中森製薬株式会社に組織変更。
※日本超越科学研究所のホームページはこちら → http://www.chouetsu-kagaku.jp/
資本金100万円とする。
虫下し「強力セメン飴」製造承認。「中森牛馬散」を「中森獣医散」に処方名称変更。
昭和38年夏頃
大淀尋常小学校(現在:宮崎市立大淀小学校)で同級生だった岩切章太郎翁(宮崎交通株式会社 創業社長)と足立正平翁(三代目中森嘉兵衛の兄、鹿児島高等農林 林科卒:現在 鹿児島大学、 大分県日田林学校教諭勤務した、大分の山林王、大分県九重町名誉町民)が30年ぶりに岩切翁の招待で日南海岸を案内して頂いた時のフェニックスドライブインでの写真。

(写真)※クリックすると拡大します。
写真右から三代目中森嘉兵衛、足立正平翁、岩切章太郎翁、YSスタジオ店主。
 
昭和60年6月2日 四代目中森敏雄継承し代表取締役就任。
昭和61年4月1日 動物用医薬品「中森獣医散」農林水産省家畜共済薬価基準表収載。
各都道府県ごとに販売代理店設定し、全国の農業共済組合や家畜診療所等へ販売。
昭和61年8月1日 本社及び本社工場新築落成。
平成元年3月31日 動物用医薬品「中森獣医散」農林水産省薬効再評価終了。
一部処方変更名称「新中森獣医散」に変更。
平成2年6月 動物用医薬品「新中森獣医散」台湾政府の輸入承認。
平成2年8月18日

「新中森獣医散」の臨床試験結果について

岡山県農業共済組合連合会 家畜臨床研修所 所長 獣医学博士 大竹 修 先生 発表

漢方生薬のねら薬として知られる「新中森獣医散」の臨床試験結果を報告する。

1)材料および方法

和牛、乳牛、および成牛、子牛を問わず、何らかの疾病(または症状)で下痢便を排泄しているもの55頭(13疾病)について、「新中森獣医散」を体重および症状に応じて15~120gを1日1~2回、数日間内服投与を継続し、症状の推移を観察した。投与は単味のものもあるが、原因や症状に応じて他剤を併用したものもある。

2)試験期間

平成2年2月~5月

3)担当診療所

東備家畜診療所 高梁家畜診療所 真庭家畜診療所

4)試験結果

表に示した如く13疾病、55頭を対象としたそれぞれの転帰を治癒、死廃、中止に分類した。

また薬効については

・著効・・・・・・単味で投与したもの

・有効・・・・・・他剤との併用により治癒したもの、明らかに症状の緩和や治癒転帰を早めたと思われるもの

・無効・・・・・・死廃のもの、「新中森獣医散」の投与を中止し、他剤に変えた後に治癒したもの

5)まとめ

 下痢の原因は過食、不消化、変敗や悪質飼料、急変など飼料の量質によるもの、薬物や毒物によるもの、細菌、ウイルス、寄生虫などの病原微生物によるもの、消化管の炎症や潰瘍あるいは栄養代謝障害やアレルギー性、神経性、そして種々な疾病経過中の一症状としてなど千差万別で、その原因によって当然治癒の内容も異なる。

「新中森獣医散」は17種類の生薬を配合した漢方薬で、生薬のそれぞれの効能が相乗的に発揮され、心身全体を回復させるもので、当然の結果として下痢症状も改善される。

 今回、下痢症状を呈した13疾病について応用した結果、89%が治癒した。

しかし、その大半が他剤を併用したため、真の薬効を表のとおりに解釈するにはいささか早計であるが胃腸カタルや伝染性下痢症(コロナウイルス)のように単味投与で充分効果のみられたものもある。

また、コクシジウム症に対しては原因を除去すれば当然下痢も止まるが、慢性に陥ったものではその回復に長時間を要する。本例の場合は下痢症状の緩和や治癒転帰を早めるのに効果があったものと思われる。

その外にケトーシス、第四胃変位および産前産後の衰弱に対しても止痢剤の役目だけでなく、体力回復ということにも効果を発揮したのではなかろうか。

平成2年12月20日 資本金1,000万円へ増資。
平成3年5月1日 社団法人 日本動物薬事協会(現在 社団法人 日本動物用医薬品協会) 加盟。
平成3年6月15日 台湾へ輸出開始。
平成3年7月1日 ペット用包装の漢方胃腸薬「新中森獣医散」発売。
平成3年12月16日 財団法人 宮崎銀行ふるさと振興基金「産業開発部門」助成受賞。
助成金100万円授与さる。
平成6年1月6日 動物医薬品協同組合加入。
平成7年4月 95'中国動物保健品経済技術交易会(中国動物保健品協会主催:中国天津市)参加。
中国の動物薬の現状を視察。
平成12年2月 新本社及び新製薬工場(宮崎テクノリサーチパーク内)完成。
平成12年3月9日 資本金5,000万円に増資。
平成12年7月 新本社及び新製薬工場 移転本格操業
平成12年11月 農林水産省委託中堅獣医師専門講習会(北海道)において「NOSAIとおの」(岩手県)家畜診療所係長小川浩也先生(他:所長水野修司先生、渡邉一生先生、工藤力先生、奥村研介先生)が「一漢方製剤の常備薬としての有効性について」演題で弊社の漢方生薬17種類配合動物用医薬品「新中森獣医散」について承認薬効(消化器疾患)以外の疾病について配合生薬17種類のそれぞれのもつ薬効特性を調べられ、臨床応用されて、トピックスとして牛のコクシジウム症、牛皮膚真菌症等に対する有効性がある との研究発表をされた。
平成14年3月 mVm誌の症例報告「犬における異嗜の考察」(石の摂食について)の中で「新中森獣医散」の服用を進められている。高草山動物病院長橋本昌大先生。
平成17年10月 第49回日本医真菌学会(千葉幕張プリンスホテル)において、千葉大学医学部真菌医学研究センター助教授佐野文子先生が、in vitroによる「新中森獣医散」の抗真菌作用を試験され、ほとんどの真菌類(但しAspergillus fumigausには効果を示さなかった。)に対して効果を示した、との研究発表をされた。
平成17年12月 獣医疫学雑誌第9巻・第2号.2005年12月(獣医疫学学会発行)にトピックで「動物に用いる17種類の漢方生薬配合薬の抗真菌活性について」として「新中森獣医散」の研究が千葉大学真菌医学研究センター助教授佐野文子先生により掲載発表された。
平成18年4月25日

千葉県農業共済組合連合会紫葉会研究発表会(中央家畜診療所)において、「17種漢方生薬配合薬の抗真菌活性と牛白癬症への治療応用」として、「新中森獣医散」の研究が南部家畜診療所の発表者井隼ミキ先生、山下厚先生、田山善男先生、溝本朋子先生、香本頴利所長。中央家畜診療所の吉田正明先生、吉野慎太郎先生、小島康裕先生。千葉大学真菌医学研究センター助教授佐野文子先生により発表された。

平成18年5月29日 ポジティブリスト制度施行における動物用医薬品「新中森獣医散」の新たな休薬期間や禁止期間の設定はなかった。従来通り安全安心の製剤。
平成18年6月 「新中森獣医散」の牛皮膚真菌症の薬効追加のための安全性試験及び臨床試験を某研究所に依頼。
平成18年11月8日
~9日
平成18年度家畜診療等技術関東地区発表会(山梨県農業共済組合連合会)において、「17種漢方生薬配合薬の抗真菌活性と牛白癬症への治療応用」として、「新中森獣医散」の研究がちばNOSAI連南部家畜診療所の発表者井隼ミキ先生、山下厚先生、田山善男先生、溝本朋子先生、香本頴利所長。ちばNOSAI連中央家畜診療所の吉田正明先生、吉野慎太郎先生、小島康裕先生。千葉大学真菌医学研究センター助教授佐野文子先生により発表された。
平成19年12月 動物用医薬品「新中森獣医散」の国際商標を登録。
平成20年1月 動物用医薬品「新中森獣医散」の国際特許を出願。
平成20年2月 日本獣医師会雑誌Vol.61No.2 2008号に「漢方生薬配合薬の抗真菌活性と牛白癬の治療効果」として「新中森獣医散」の研究が掲載発表された。
(研究発表者:千葉県農業共済組合連合会井隼ミキ先生、山下厚先生、吉田正明先生、溝本朋子先生、香本穎利所長。千葉大学真菌医学研究センター助教授 佐野文子先生)
平成21年3月 新中森獣医散[Z]造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)、製造販売承認が下りる。
平成21年7月29日 2009年(平成21年)7月29日の日本経済新聞に記事が掲載された。 [新聞記事はこちら
平成21年9月 日本産業動物獣医学会(北海道)において酪農学園大学の田村悠先生、安藤貴朗先生、小岩政照教授及び(財)日生研の川原史也先生により、「新中森獣医散」が牛コクシジウム症(寄生虫)の病原性の強度な2種類のコクシジウムに対して感染予防効果が認められたとの発表があった。

平成22年4月1日

新中森獣医散[Z]造粒散剤(水に馴染みやすい剤型) 新発売。

平成22年10月12日 新中森獣医散[Z]造粒散剤 競走馬用  財団法人 競走馬理化学研究所 ドーピング試験 陰性。
平成22年10月16日 第54回日本医真菌学会(東京・大手町サンケイプラザ)において、「生薬配合薬のマイクロ液体希釈法での抗真菌活性評価」として、「新中森獣医散」は複数生薬の複合体であることが、より多くの真菌株に対する抗真菌効果をもたらすことが示唆されたと発表。発表者西片奈保子先生(財団法人宮崎県産業支援財団)、中森健太郎(宮崎大学獣医衛生、中森製薬株式会社)、高橋英雄先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院長)、佐野文子先生(千葉大学真菌医学研究センター助教授)により発表された。
平成23年2月23日 2011年(平成23年)2月23日の宮崎日日新聞に記事が掲載された。 [新聞記事はこちら
平成23年3月6日

千葉県獣医学会において、「皮膚マラセチア症に対する漢方配合薬による治療例」として、犬の全身マラセチア性皮膚炎に対して「新中森獣医散」の10%煎じ液の塗布と経口投与により、in vitroで

M. pachydermatisに対して発育抑制が確認されているが、今回の治療試験により、その効果を臨床的にも確かめることができた。しかしながら、直接抽出液を塗布しただけでなく、内服による相乗効果によるものと推測している。と発表。発表者高橋英雄先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院長)、村田倫子先生(麻布大学)、佐藤大先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院)、山賀瀬礼奈先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院)、黒澤拓也先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院)、浅沼直之先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院)佐野文子先生(千葉大学真菌医学研究センター助教授)。

平成23年4月21日 2011年(平成23年)4月21日の読売新聞に記事が掲載された。 [新聞記事はこちら
平成23年6月9~10日 日本DDS学会(東京大学キャンパス) において、「生薬配合剤エキス封入Solid-in-Oil(S/O)型油性外用製剤の牛白癬症治療効果」として、「新中森獣医散」の熱水抽出成分を、Solid-in-oil(S/O)化技術を応用して、油中に封入した油性外用製剤を試作し、煎じ液や従来品との比較試験の結果、皮膚浸透性や貯留性に優れ、既承認製剤と同等の結果が得られた。との発表があった。発表者西片奈保子先生(財団法人 宮崎県産業支援財団 結集型研究推進室 研究員)、阪本訓代先生(財団法人 宮崎県産業支援財団 結集型研究推進室)、中森敏雄(中森製薬株式会社)、中森健太郎(中森製薬株式会社)、清水正高先生(宮崎県工業技術センター 材料開発部 副部長)、由地裕之先生(みやざき農業共済組合 診療部長)、佐野文子先生(前 千葉大学真菌医学研究センター助教授、現在 琉球大学農学部 亜熱帯地域農学科 動物生産科学分野 家畜衛生学講座 教授)。
平成23年7月21日

2011年(平成23年)7月21日の日刊工業新聞に記事が掲載された。 [新聞記事はこちら

平成23年8月 Medical Mycology Journal 日本医真菌学会誌(Vol.52,No.3,2011)に原著「生薬配合薬の微量液体希釈法による抗真菌活性評価」として「新中森獣医散」及び配合生薬の抗真菌活性について国際基準による評価を発表された。発表者西片奈保子先生(財団法人 宮崎県産業支援財団 結集型研究推進室 研究員)、中森健太郎(宮崎大学農学部獣医衛生学教室)、末吉益雄先生(宮崎大学農学部獣医衛生学教室 教授)、高橋英雄先生(エイ.ランドおゆみ野動物病院 院長)、由地裕之先生(みやざき農業共済組合 診療部長)、佐野文子先生(前 千葉大学真菌医学研究センター助教授、現在 琉球大学農学部 亜熱帯地域農学科 動物生産科学分野 家畜衛生学講座 教授)。
平成23年8月3日 2011年(平成23年)8月3日の日本経済新聞の列島ダイジェストに「動物医薬の生薬を国内調達」という記事が掲載された。
平成23年10月26日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]造粒散剤」の配合生薬17種類の内の1種:カミツレ(カモミール)の試験栽培を平郡農場(宮崎県西都市)で開始した。この日はカミツレの播種(種蒔)を実施した。来春に花を採取する。

協力機関:宮崎県総合農業試験場 薬草・地域作物センター及びJA西都・西都農業協同組合

平成24年6月10日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]造粒散剤」の配合生薬17種類の内の1種:カミツレ(カモミール)の試験栽培が予定通り完了。カミツレ花の豊作となり、花摘みを完了した。

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平成24年6月20日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」は医薬組成物として中国特許を取得。特許第975748号

 

 

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平成24年8月31日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」は医薬組成物として日本国特許を取得。特許第5075211号

 

 

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October 13(sat)~14(sun),2012.

平成24年10月13日~14日

4th Conference of the Asian Society of Traditional Veterinary Medicine

Dr.Schofield Memorial Hall, College of Veterinary Medicine,

Seoul National University, Seoul, Korea

第4回アジア伝統獣医学会 韓国 ソウル大学 スコフィールド記念館

EFFECTS OF TRADITIONAL MEDICINE CONTINING 17 COMPONENT ON CANINE MALASSEZIOSIS BY CADESI (CANINE ATOPIC DERMATITIS EXTENT AND SEVERITY INDE(CADESI)X) SCORING SYSTEM

Ayako Sano DVM,phD 1), Kentaro Nakamori 2) and Toshio Nakamori 3), Hideo Takahashi DVM,phD 4) and Atsuhiko HasegawaDVM,phD 5)

1) Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus,Okinawa, Japan.

  琉球大学 農学部 教授 佐野文子先生  発 表

2) Faculty of Agriculture, Miyazaki University Miyazaki, Japan.

  宮崎大学 農学部 大学院生 日本伝統獣医学会 会員 中森健太郎

3) Nakamori Pharmaceutical Co.,Ltd., Miyazaki, Japan.

   中森製薬株式会社 中森敏雄

4) A.-Land Oyumino Animal Hospital, Chiba, Japan.

    エイ.ランドおゆみ野動物病院 院長 高橋英雄先生

5) Emeritus Professor of Tokyo University, Tokyo, Japan.

   東京大学 名誉教授 日本伝統獣医学会 会長 長谷川篤彦先生

平成24年11月1日

Dairy Japan (デーリィ・ジャパン)月刊誌 2012年11月号

連載 「いまさら聞けない子牛の管理 基本とポイント 11 子牛の病気:下痢 ③」

の中で「新中森獣医散」について解説 小岩井農牧株式会社・獣医師  山田 裕 先生 

平成24年11月16日

「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤 1錠275mg×200錠入  製造販売承認が下りる。

平成25年2月9日 「新中森獣医散」、「新中森獣医散[Z]造粒散剤」、近々新発売「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤 の配合生薬17種類の内の1種:カミツレ(カモミール)の試験栽培を本年も平郡農場(宮崎県西都市)で開始した。この日はカミツレの苗植を実施した。今春に花を採取するが、その花を摘み取る専用の機械の開発が今回の目標。
平成25年4月5日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は医薬組成物として中国・香港特別行政区政府の特許を取得。香港特許番号HK1147947

 

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平成25年4月18日

「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤 1錠275mg×200錠入 新発売。

ペット用包装「新中森獣医散」トリオ完成。

①ペット用包装「新中森獣医散」 粉末

②ペット用包装「新中森獣医散[Z]」 造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)

③「新中森獣医散タブレット」犬・猫用錠剤 の3種類

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平成25年5月1日 Dairy Japan (デーリィ・ジャパン)月刊誌 2012年11月号連載に「新中森獣医散」について解説して頂きました小岩井農牧株式会社・獣医師  山田 裕 先生が日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 特任教授 に就任されました。
平成25年5月23日

新発売 「新中森獣医散タブレット」 犬・猫用錠剤の全国の主な販売代理店は

①森久保薬品株式会社(関東地区)

②株式会社アスコ

③MPアグロ株式会社

の卸店様です。

平成25年11月15日~17日

第34回動物臨床医学会年次大会 大阪国際会議場(グランキューブ大阪) Proceedings No.5 産業動物医学フォーラム に「漢方薬を用いた子牛下痢治療の試み」との演題で日本獣医生命科学大学 特任教授 山田裕先生が新中森獣医散[Z]造粒散剤と生菌剤とのミックスによる効果について、

子牛の下痢に対して抗生物質を用いず、漢方薬、生菌製剤及び消化酵素剤を混合投与したところ抗生物質を主体とした治療法より、治療回数が有意に減少した。漢方薬を主体とし、抗生物質を用いない下痢治療法は効果が期待できると考えられた。との発表がありました。

平成25年12月3日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は

医薬組成物としてUSA(米国)の特許を取得。特許番号US 8,597,690 B2

 

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平成26年2月5日

宮崎県 西諸県地区薬用植物産地化協議会 発足

本年度は生薬のよもぎ、カミツレ、カキドオシ、ガジュツを西諸県地区及び小林市、えびの市の会員栽培農家で試験栽培を実施。

事務局:宮崎県薬草・地域作物センター(宮崎県小林市野尻町)

平成26年5月9日

「新中森獣医散」を有効成分とする油性外用製剤及びその製造方法で日本国特許を取得。

特許権者:公益財団法人宮崎県産業振興機構、中森製薬株式会社、宮崎県。

発明者:西片奈保子先生、清水正高先生、中森敏雄。

特許第5531230号

 

 

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平成26年6月21日~22日

第53回 日本伝統獣医学会大会( 宮崎市JA・AZMホール)

大会長:興梠祐世先生(コウロギ動物病院長 宮崎市)

  

弊社製剤「新中森獣医散」、「新中森獣医散[Z]造粒散剤」に関する発表がありました。

1.一般講演3

「牛白癬に対する生薬配合薬の治療効果」

発表:佐野文子先生(琉球大学農学部教授)、小田憲司先生(一般財団法人生物科学安全研究所臨床・開発業務受諾室長)、宮川朋彦先生(一般財団法人生物科学安全研究所)、岡本光司先生(前鹿児島県NOSAIそお基幹家畜診療所長)、渡辺麗先生(鹿児島県NOSAIそお基幹家畜診療所)、由地裕之先生(前NOSAIみやざき家畜診療部長)、仲里安朝先生(琉球大学農学部)、中森健太郎(宮崎大学農学部・医学獣医学総合研究科大学院生)。

「新中森獣医散[Z]」造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)の牛白癬に対する治験結果について発表されました。

発表されました佐野教授は最優秀賞を受賞されました。

2.一般講演4

「鶏の細胞性免疫に対する生薬配合薬の効果」

発表:中森健太郎(宮崎大学農学部・医学獣医学総合研究科大学院生)、上村涼子先生(宮崎大学農学部獣医学科助教授)、宇野進先生(宮崎大学農学部獣医学科)、家弓美矢先生(宮崎大学農学部獣医学科)、佐々木羊介先生(宮崎大学農学部獣医学科)、保田昌宏先生(宮崎大学農学部獣医学科准教授)、末吉益雄先生(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター副センター長 防疫戦略部門)。

3.ポスター発表3

「生薬配合薬が家畜末梢血単核球の分裂増殖能に及ぼす影響」

発表:宇野進先生(宮崎大学農学部獣医学科)、保田昌宏先生(宮崎大学農学部獣医学科准教授)、家弓美矢先生(宮崎大学農学部獣医学科)、上村涼子先生(宮崎大学農学部獣医学科助教授)、中森健太郎(宮崎大学農学部・医学獣医学総合研究科大学院生)、菊川隆児先生(NOSAI都城家畜診療部)、佐々木羊介先生(宮崎大学農学部獣医学科)、北原豪先生(宮崎大学農学部獣医学科)、大澤健司先生(宮崎大学農学部獣医学科)、末吉益雄先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)、那須哲夫先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)。

平成26年7月4日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は医薬組成物として

国際特許 EU(ヨーロッパ連合)の特許取得。 特許No.2236149.

 

 

(写真)※クリックすると拡大します。

平成26年7月14日 Yahoo!ショッピングストアに 中森製薬ペット用漢方薬ストアを開設しました。
平成26年8月1日

月刊誌 公益社団法人 全国農業共済協会 発行の「家畜診療」 61巻8号(第614号)8月号の「ワンポイント質問」の中で「漢方薬が牛の皮膚病にも効果があると聞いたことがあります。漢方については不明な点が多いとは思うのですが、漢方について何か知見があれば解説をお願いしたいと思います。」(北海道・H獣医師)のご質問に、ちばNOSAI連:千葉県農業共済組合連合会 中央家畜診療所

獣医師 水野ミキ(旧姓井隼ミキ) 先生が「漢方薬の皮膚病への治療応用」との題で、回答解説をされています。

弊社の漢方生薬17種類配合動物用医薬品「新中森獣医散」の10%煎じ液の噴霧による方法を解説されています。

平成26年10月31日

日本伝統獣医学会誌 2014 Vol.22 No.2 原著論文「牛白癬に対する生薬配合薬の治療効果」

Therapeutic Effects of Traditional Medicine on Bovine Trichophyton verrucosum Infections を

発表:佐野文子先生(琉球大学農学部教授 亜熱帯地域農学科 家畜衛生学講座)、小田憲司先生(一般財団法人生物科学安全研究所 事業統括部 試験研究グループ)、宮川朋彦先生(一般財団法人生物科学安全研究所 事業統括部 試験研究グループ)、岡本光司先生(鹿児島県NOSAIそお基幹家畜診療所長)、渡辺麗先生(鹿児島県NOSAIそお基幹家畜診療所)、由地裕之先生(NOSAIみやざき家畜診療部長)、仲里安朝先生(琉球大学農学部)、中森健太郎(宮崎大学農学部・医学獣医学総合研究科大学院生)。

「新中森獣医散[Z]」造粒散剤(水に馴染みやすい剤型)の牛白癬に対する治験結果についての論文を発表されました。

平成26年12月5日~

6日

家畜感染症学会学術集会 福岡(都久志会館)及び家畜感染症学会誌3巻4号2014 に山田裕先生(日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科 臨床獣医学部門 治療学分野Ⅱ特任教授)が「子牛の下痢治療における抗菌剤の使用法を考える」との演題で、子牛の下痢に対して抗生物質を用いず、漢方薬(新中森獣医散[Z])、生菌剤及び消化酵素剤を混合投与したところ抗生物質を主体とした治療法より、治療回数が有意に減少した。との研究発表がありました。 
平成27年8月12日 宮崎県養鶏獣医師協議会8月例会において山田裕先生(日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科 臨床獣医学部門 治療学分野Ⅱ特任教授)が「子牛の下痢治療における抗菌剤の使用法を考える」との演題で、子牛の下痢に対して抗生物質を用いず、漢方薬(新中森獣医散[Z])、生菌剤及び消化酵素剤を混合投与したところ抗生物質を主体とした治療法より、治療回数が有意に減少した。との研究発表がありました。  
平成27年10月30日

「Japan VMP Forum 2015」 京王プラザホテル(東京)開催 CJVMアジア事業協議会主催

アジア地域の中国、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、台湾、タイ、ベトナムの動物疾病及び動物薬に関係する政府機関及び獣医大学及び動物薬輸入企業の関係者と日本の農林水産省の動物疾病及び動物薬に関係する機関及び専門家及び協議会メンバーの動物薬メーカー等参加。

アジア地域の動物疾病についての調査研究と動物薬の輸出促進を図る目的。

弊社も協議会メンバーとして参加しています。                                                       

                                                             

平成28年1月12日

「新中森獣医散」及び「新中森獣医散[Z]」及び「新中森獣医散タブレット」は医薬組成物として

国際特許を EU(ヨーロッパ連合)で取得(特許No.2236149)していますが、その中のトルコの特許証明書が届きました。

 

 

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平成28年5月20日

平成2年8月18日に発表されました次の資料を会社概要「企業のあゆみ」に掲載致しました。

                                                                                                       平成2年8月18日

「新中森獣医散」の臨床試験結果について                            

岡山県農業共済組合連合会 家畜臨床研修所 所長 獣医学博士 大竹 修 先生 

漢方生薬のねら薬として知られる「新中森獣医散」の臨床試験結果を報告する。

1)材料および方法

和牛、乳牛、および成牛、子牛を問わず、何らかの疾病(または症状)で下痢便を排泄しているもの55頭(13疾病)について、「新中森獣医散」を体重および症状に応じて15~120gを1日1~2回、数日間内服投与を継続し、症状の推移を観察した。投与は単味のものもあるが、原因や症状に応じて他剤を併用したものもある。

2)試験期間

平成2年2月~5月

3)担当診療所

東備家畜診療所 高梁家畜診療所 真庭家畜診療所

4)試験結果

表に示した如く13疾病、55頭を対象としたそれぞれの転帰を治癒、死廃、中止に分類した。

また薬効については

・著効・・・・・・単味で投与したもの

・有効・・・・・・他剤との併用により治癒したもの、明らかに症状の緩和や治癒転帰を早めたと思われるもの

・無効・・・・・・死廃のもの、「新中森獣医散」の投与を中止し、他剤に変えた後に治癒したもの

5)まとめ

 下痢の原因は過食、不消化、変敗や悪質飼料、急変など飼料の量質によるもの、薬物や毒物によるもの、細菌、ウイルス、寄生虫などの病原微生物によるもの、消化管の炎症や潰瘍あるいは栄養代謝障害やアレルギー性、神経性、そして種々な疾病経過中の一症状としてなど千差万別で、その原因によって当然治癒の内容も異なる。

「新中森獣医散」は17種類の生薬を配合した漢方薬で、生薬のそれぞれの効能が相乗的に発揮され、心身全体を回復させるもので、当然の結果として下痢症状も改善される。

 今回、下痢症状を呈した13疾病について応用した結果、89%が治癒した。

しかし、その大半が他剤を併用したため、真の薬効を表のとおりに解釈するにはいささか早計であるが胃腸カタルや伝染性下痢症(コロナウイルス)のように単味投与で充分効果のみられたものもある。

また、コクシジウム症に対しては原因を除去すれば当然下痢も止まるが、慢性に陥ったものではその回復に長時間を要する。本例の場合は下痢症状の緩和や治癒転帰を早めるのに効果があったものと思われる。

その外にケトーシス、第四胃変位および産前産後の衰弱に対しても止痢剤の役目だけでなく、体力回復ということにも効果を発揮したのではなかろうか。

平成28年10月09日 台湾:台北KEELUNG港へ今回から「新中森獣医散」のEnglish Versionの包装表示の製品300kgを船便で輸出しました。
平成29年6月01日

月刊誌 公益社団法人 全国農業共済協会 発行の「家畜診療」 64巻6号(第648号)2017年6月号の「ワンポイント質問」の "子牛下痢症の治療における抗菌剤の使用" の質問に対して日本獣医生命科学大学獣医学部特任教授山田裕先生が回答されています。

その中で "抗菌剤を用いない治療法として、漢方薬と生菌製剤および消化酵素剤を微温湯に懸濁し、経口投与する方法がある。生薬は生理活性部分が細菌の酵素によって切り離されて活性化されるため、第一胃や腸内の細菌叢が未発達の子牛に投与した場合、効果が十分に発揮されない可能性があるため生菌製剤の併用が推奨されている。"と書かれています。  

平成30年11月30日

東京秋葉原UDXカンファレンス会議場において公益社団法人 日本動物用医薬品協会主催(補助:独立行政法人 農畜産業振興機構)によります「JVPA Asia Forum 2018」が開催されました。

参加国はタイ、ベトナム、フィリピン、モンゴル、日本の5ヵ国です。 

フィリピン・カラバオセンター Dr.Tubalinal Gabriel Alexis先生、Dr.Mingala Claro Niegos先生によります水牛幼獣下痢(コロナウイルス、ロタウイルス等)に関する弊社製剤(新中森獣医散[Z])の良好な試験結果の発表がありました。

令和元年9月3日

宮城 仙台国際センター会議棟にて9月2日~6日「第31回OIE(国際獣疫事務局)アジア・極東・太平洋地域総会が開催され32ヵ国が参加されました。日本での開催は63年ぶりです。9月3日は「公益社団法人 日本動物用医薬品協会」 のブースで弊社の製品展示を行いました。

令和2年11月2日

フィリピン獣医学会事務局(フィリピン大学)より、ようやく学会誌が到着いたしました。

「The PHILIPPINE JOURNAL OF Veterinary Medicine」 Volume 57 No.1 January-June 2020

掲載論文はフィリピン・カラバオセンター Dr.Tubalinal Gabriel Alexis先生、Dr.Mingala Claro Niegos先生によります水牛幼獣下痢(コロナウイルス、ロタウイルス等)に関する弊社製剤(新中森獣医散[Z])の臨床試験における良好な試験結果の論文です。

令和2年January-       June  2020

国際論文               The PHILIPPINE JOURNAL OF Veterinary Medicine 

  Published by the College of Veterinary Medicine University of the Philippines Los Barios

フイリピン獣医学会誌に掲載された弊社の動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」造粒散剤に関する

学術論文ー 一部分を掲載 日本語訳

原著論文 

下痢症状のある仔スイギュウ(Bubalus bubalis)における市販混合生薬(動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」)単独と市販混合生薬(動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」)とプロバイオティクス(サルトーゼ)併用による抗下痢効果

Gabriel Alexis SP. Tubalinal(DVM)1、村田 亮(DVM、PhD)2、中森 敏雄3、小沼 操(DVM、PhD)4、Claro N. Mingala(DVSM, MVSt, PhD)1*

1. フィリピン(郵便番号3120)ヌエヴァ・エシハ州ムニョス市(サイエンス・シティ・オブ・ムニョス)、フィリピンカ ラ   バ オセンター、Biosafety and Environment Section(バイオセイフティ・環境部門)
2. 日本 北海道(郵便番号069-8501)酪農学園大学獣医学類
3. 日本 宮崎県(郵便番号880-0303)宮崎テクノリサーチパーク、中森製薬株式会社
4. 日本 北海道 札幌市(郵便番号060-0808)北海道大学 名誉教授

要約
本研究では、仔スイギュウ(Bubalus bubalis)の下痢の軽減における市販混合生薬(動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」)の有効性を評価した。本研究の対象は、1つの農場からの1歳未満で性別を問わない15頭の下痢症状のある仔スイギュウで、無作為化ブロックデザインを用いて3つの治療に分けた。治療1は、抗生物質(ネオマイシン)と腸管保護剤を投与されるコントロールとした。治療2は混合生薬(動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」)とプロバイオティクス(サルトーゼ)、最後の治療3は混合生薬(動物用医薬品「新中森獣医散[Z]」)単独であった。仔スイギュウは、治療2と3では7日間1日3回治療を受け、治療1(コントロール)では7日間1日1回治療を受けた。仔スイギュウは観察下に置かれ、その後7日間下痢スコア付けを毎日実施し、記録した。本研究の結果は、コントロールと比べて治療2と3では治療後6日目と7日目に下痢スコアが有意に低下したことを示した。治療後8日目、すべての仔スイギュウで軟便もしくは見かけ上正常な便が確認された。下痢の原因として考えられる病原体の遺伝子解析により、感染原因はロタウイルスA、ウシコロナウイルス、BVDV、およびETECであることが判明した。結果から、これらの病原体が引き起こす下痢は生薬単独投与および生薬とプロバイオティクスの併用投与により抗生物質治療と比べて、軽減できることが明らかとなった。

キーワード:仔ウシ、下痢、生薬、スイギュウ
Philipp. J. Vet. Med., 57(1): 27-40, 2020

※注釈:試験投与薬については名称を記載した。





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